読書
この前、ガルシア・マルケスの「世界でいちばん美しい溺れびと」の読書会をやっている時に、参加者の一人の女性が読むのに取っ付きにくかったと感想を述べた。原因はいくつか考えられるだろうが、主人公が「溺れびと」つまり死体だということや、1人称や3…
私の生活は定年後基本的には、悠々自適となった。サラリーマン時の閉ざされた被支配環境から完全に身も心も抜け出した。誰かから指図を受けて動くことから開放されることは、人間性の向上に確実につながった。毎日好きなことをすればいいのである。そこで私…
良い読書は、良い本との出会いが必須条件であるけれども、なかなか良書と巡り合うのは現実にはむずかしい。誰かに勧められてもその人にとって良書だったにすぎない。例えば文豪と呼ばれる歴史的に定着している作家の本が良い読書を提供してくれるとは限らな…
今日、重松清の「十字架」を三分の一くらい読んでダメだと思って、読むのをやめた。中学2年生のいじめを苦にした自殺を扱っている小説で、ぼくは「see you again」を読む下地のために手に取った小説だった。いじめに遭って自殺した少年がなぜ死まで進んだの…
読書に飽きてなかなか本を読めない時がある。数冊とりあえず手にとって読み始めてすぐに身が入らなくてやめてしまう。その数冊は数日前から読み始めていた本で、最近関心がむき出した、言わば手の感触をとどめているものだ。ぼくはいつも数冊同時に読んでい…