生きた証を得るために

第二の人生での再自立をテーマにブログを書くことにしました。何ができて何が成し遂げられずに残っているか、人生の総決算を書き出して新たな自分を作りたい。

もうすぐ72歳に

今月25日で満72歳になる。意識上では若いつもりでも、鏡を見ると年相応の老人顔になっているのにちょっとした諦観がある。がっかりした気分を何とか気力で立て直そうと力んでみる。少し生気が顔に広がってまたちょっとだけ安心する。気力が漲るとそこまで老けてない気がする。

連休中はさして変わらない毎日だった。4月30日に県の読連協会長を野々市市の地域振興課の課長に面会させた。今年秋の加賀地区合同読書会の会場下見に文化会館と、会場無償提供の所轄である地域振興課に挨拶に訪れたのだった。5月2日は、同じく加賀地区合同読書会に記念講演を依頼に野々市市図書館館長に面談して、読連協会長が作成した依頼文書でお願いした。初めて会議室に通された部屋は、100号ほどの油絵のかかった隠れ家のような洒落た部屋だった。講演内容については郷土の歴史で今につながる話を要望した。地元野々市が歴史に名前が出てくる室町時代、守護の冨樫氏と一向一揆を取り上げてほしいと伝えた。

5月3日は、介護施設にいる母を自宅に連れ出して、妹と妻と合わせて4人で久しぶりに実家の居間で柏餅を食べた。蓬餅や白味噌の餡の柏餅もあり金沢の老舗のもので流石に美味しかった。でもほとんど半年ぶりの帰宅なのに母の感動が弱いのが気になった。95歳でずっと施設の生活だと感情の発露が小さくなるのだろうか。

5月5日は唯一のゴールデンウィークらしいイベントのガルガンチュア音楽祭で、妻と二人で金沢駅横の音楽堂に行ってきた。金沢駅はまさに観光客と音楽祭参加の市民でごった返していた。こういう人混みに紛れるのもたまには楽しいが我々のような年寄りには疲れる。音楽祭のコンサートは、グリークの「ペールギュント」とストラビンスキーの「火の鳥」をデンマーク国立管弦楽団の演奏で聴いた。どちらも戯曲の組曲でイメージが浮かびやすく夢見るように音に酔うことができて楽しかった。金沢市民はご愛嬌もあるのか、万来の拍手喝采で応えた。

一つ印象に残ったことがある。3日は休日に介護職員の当番が出勤していたのだが、せっかくのゴールデンウィークに出ていた若い彼がとてもしっかりしていて好感が持てた。今時の若者にあって使命感を感じさせる男に接することができて嬉しかった。