英語については会話は一番難しいとして、聞き取れず話せずでも仕方ないと諦めていた。readingとwritingでじっくり取り組むのが自分に合っていると思っていた。それと文法書を読んで理解が進むのも楽しかった。自分の今の普通に日本語で考えていることをgoogle翻訳で英文にしてみて、その英文を読むのが楽しかった時期もある。英語的表現の英語らしいところが興味を引いていた。
しかし、それらは確かにマニアックだけれど、実践的ではなかった。リアルな言葉になっていなかった。書き言葉ではあったが、書き言葉はライブではなくて一旦死んだ言葉だ。書き言葉のリアルさはもちろんあるが、どこか孤独なのは否めない。
最近、岡田光世さんの英語学習のエッセイ本に出会った。ライブの英語に初めて触れた気がした。おそらく本になっていたから岡田さんの肉声の英語が感覚的に分かったのだろうと思う。彼女の英語は彼女自身の言葉になっている。それは長年ぼくが知りたかった英語だった。